さて、どこに向かおうか?
上に出たはいいけど、目の前に広がっているのは一面の白い壁。
・・・上へ上へ行き過ぎて気が付いたら壁がーっ!!!
と、とりあえず引き返すか。
ドンッ
「ご、ごめんなさいっ!!」
いきなりぶつかった衝撃に、少し後ろによろめきながらも謝って顔を上げた。
「あ、ー」
「おう。なにしてんの?こんな所でー」
「部活。あんたこそ」
ぶつかった相手は、クラスメイトで親友のだった。
彼女はフフンと笑って私の頭をポンポンはたく。
「あんたが必死な顔しながら上に向かって駆け上がって行くから何があるんだろうと思って
追っかけてきただけよ」
「ストーカーかお前は」
彼女は私が一生懸命になっていると面白がる節がある。私に対して失礼だから辞めろって言ってるんだけどね・・・。
とりあえず、一緒に少し下に下がるよう促して歩き始めた。
「にしても、部活って?」
「ケイドロ中で、私警察なんだ。適当に走って気が付いたら目の前が壁でビビッタ。」
「あ、そ。」
は大して興味が無いかのように前を向いたまま返事をした。
「、案外ケイドロって疲れるもんだね・・・結構走ったからすでに疲れたよ」
「あんたが体力無さ過ぎなだけなんじゃないの?」
「・・・・・・」
なんだか失礼な言われようだと思ったけど、大して気にしない。だっていつもの事だから。
「・・・どこか、行っちゃう?」
「・・・いいのかい?マネージャーさん?」
「いいでしょ。どうせ今日はマネも要らないような内容だしね」
「・・・私ケーキ食べたい」
「乗った」
決めたらすぐ!!私達は今まで上がってきた階段を今度は下がり始める。
普段なら部活はサボらないけど、今日だったらいいでっしょー!!テニスやってないし!
走り始めたら、もう昇降口は目の前で。
と二人揃って下駄箱に張り付くように駆け寄って、靴に履き替える。
急げ、急げ。
「何やってんだぁ?。外は禁止のハズだったよなぁ・・・?」
「・・・げっ(大石・・・!)」
「まさかサボる気じゃないだろうな?」
「・・・オシッコ!!」
「はっ!?・・・って、コラ!!!!」
いきなりの私の発言にビビッて躊躇した大石から、一気に走って逃げた。
「!ナイスっ!」
「おうよ!!」
いーんじゃん?たまにはさぼったってさ☆
明日は怒られるかもしんないけど、女友達とだって遊びたいのさ!
「私チョコパ食べたいー!!」
「私はやっぱケーキ☆」
青春ED END
20100331:ちょっと改訂