グーを出してみた。

「おしっ!俺の勝ちぃ〜♪」
「いや、だから勝負じゃないっつーの」

冷静なツッコミを入れたが、なんだか浮かれている菊丸には伝わってないらしい。
まったく、本当こういう事大好きなんだから。
そこへ、大石の声が響いた。

「よし、みんな終わったなー?グーが警察でパーが泥棒だ!これから泥棒には逃げてもらって、5分後に警察
のみんなは各々散らばって探してもらう。俺のいるここが警察の陣地。ちなみに泥棒のみんな、
逃げていいのは校舎内のみとする!」
「「「「「「へーい」」」」」」
「じゃあ、いくぞ!よーい・・・スタート!!」

大石の声に泥棒のみんなが散らばる。
5分かー・・・以外に長いんだよね。

「お、マネージャーは警察なんだ?」
「大石ー・・・ねぇ、マネって鍛えてない分不利じゃない?」

今回はここ、警察の陣地で監視役を務めるつもりらしい大石が話しかけてきた。
ねぇ、不利だよね、私って。近づいて見つけても逃げられると思うんだけどー・・・?
しかし、大石はハハッと笑った。

「仮にもテニス部マネなんだから普段多少は鍛えてるんだろ?大丈夫、
ケイドロは半分隠れん坊みたいなもんだしな。」

・・・切って捨てられた。案外鬼や、この人・・・。
と、大石が顔を上げる。

「お、そろそろ5分だな。よしっ!警察のみんな、よーい・・・スタート!!

結構話してると5分なんてあっという間なんだなー・・・と思いながら私は警察群の先陣を切って走る。
じゃんじゃんとっ捕まえてやる〜♪でも、折角だからレギュラー陣を捕まえたいよね・・・普段こき使われる分さ!!

廊下を突っ走って行くと、上へ続く階段と下へ続く階段に出た。
うーん・・・どうしよう・・・?


上でしょ?

下に行ってみようっと!